- 制作期間: 2020. 02.10 – 02.14
- 御依頼 : Caroline Vreeland
- 経由 : Instagram
- 用途 : テキスト/テキスト
- 形式 : JPEGデータ/B4用紙
- 使用画材: コピック/ボールペン

Concept / Story
ときは2020年2月初旬、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)が世界に大きなショックを与えた。
ファッションスナップでも有名なセレブ系インフルエンサーで歌手活動と並行して女優業を営むキャロライン・ヴリーランド。彼女は近所のスーパーでお気に入りのブランドワインをカゴに入れていく。その手には感染予防のために装着された青いゴム手袋。青のアクセントが全身ブラックのコーディネートを際立たせる。
日常と非日常の境界線が曖昧になったこの世界で、確立された自分のスタイルを崩さない、まるで意に介さない、むしろファッションの一部として取り入れて楽しむ彼女は素敵です。

Production process
綺麗に棚に陳列され、整然と並ぶワイン。冷蔵庫に保存されている冷えたジュース、段ボールばこに買い物カートを、少し崩したような質感のタッチで表現し、抜け感を演出しました。
そしてキャロラインの姿もまたどこか抜けているような味わいのある表情で描きました。本来クールなインパクトを与えるサングラスの歪みも愛着の持てるモチーフに変容しました。
全身ブラックにサングラスといったシックでモードなファッションですが、色紙に対する線の歪みやコピックインクの絶妙な染み込み具合が愛らしさの表現となり、クールな印象を中和します。
そして今作では柔らかい落書き的な印象に仕上げるために、敢えて立体感を出すような影を入れていないのですが、平面な印象にはならないよう、色の区別やパースの表現のみで奥行きを表現しました。
可愛らしさと愛着のある抜け感の表現と、レイアウトにより立ち位置をバキッと明確に決めるパース表現のバランスを意識した作品となっています。

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